2022年5月現在

1.NDC 498 「現代優生学」の脅威

 池田 清彦「著」 3巻(346)

(内容)戦後一度は封印されたはずの「優生学」が奇妙な新しさをまとい今再浮上している。現代的な優生学の広がりに大きく寄与しているのが「科学の進歩」「経済の低迷」「新型コロナウイルスの感染拡大」である。優生学の現代的な脅威を論じる。

 

2.NDC 779 いろは落語づくし 3

 稲田 和浩「著」 3巻(430)

(内容)「野ざらし」は恋に落ちるという妄想でひたすら大騒ぎする男。「品川心中」は惚れた弱みに付け込まれて心中に付き合わされる男。噺に出てくる男と女の恋愛模様から江戸の人たちの恋愛事情が見えてくる。それが落語だ‼

 

3.NDC 910 されく魂 池

 澤 夏樹「著」 2巻(286)

(内容)石牟礼道子は存在自体が一つの文学的奇蹟である。共にされく(さまよう)魂を持つ作家がはみ出し溢れだし、時に飛び去る石牟礼の類い稀な言葉の数々を追って奇跡の作品群に迫る。

 

4.NDC 913 狐色のマフラー

 赤川 次郎「著」 3巻(470)

(内容)爽香の勤務するG興産にふりかかる吸収合併の策略。爽香を敵視する社長秘書が係わっているらしく爽香に次々と罠が襲いかかる。偶然親しくなったNK美術館館長に降りかかった事件にも巻き込まれてしまった。

 

5.NDC 913 天誅(てんちゅう)の剣

 八木 荘司(そうじ)「著」  4巻(554)

(内容)幕末師走。長州藩の志士山尾庸三と伊藤俊輔は、夜の九段坂で暗殺を決行した。義挙と信じていたが、改革派の村田蔵六から厳しく叱責される。時は流れ、ハルピン駅頭で韓国併合に反対の伊藤は、凶弾に斃れた。

 

6.NDC 916 ヒキタさん!ご懐妊ですよ

 ヒキタ クニオ「著」 3巻(426)

(内容)妻のひとことから45才の作家は子どもを作る決心をした。そこから長い「懐妊トレーニング」の日々が始まった。男性から見た不妊治療を綴る。2019年10月公開の同名映画の原作。